ベビーカーなし、手も繋がずに大都心をつき進む三男
2才を過ぎた三男、ますます自我のめざめを感じてはいたが、
今日はそれを目の当たりにした日となった。
パパの会社のイベントに参加するため、実家から向かうパパ・長男・次男は車、
自宅組の三男と私は電車で現地集合となった。
最近の三男は、保育園の行き帰りでベビーカーも自転車も拒否、
手も繋ぎたくない、自由に歩いたり走ったりしたい!
それが彼の主張であり、成長過程。
途中の石ころをひろったり、排水溝をのぞいて音を聴いたり、
立ち止まって飛行機を見送ったり、すべての水たまりに入っていったり。
そんな時間を大事にしたいと思い、できる限り見守っている。
でも、電車で遠出をするときはさすがにそんなわけには行かない。
電車が大好きだから、車内はベビーカーに乗ってくれるだろうと考えていたけれど、
甘かった。
家から改札まで徒歩、予定の倍の時間を費やす。
改札の入口、ホームで「ベビーカー乗ろうよ」と声をかけても、一切乗らない。
電車到着、結局空っぽのベビーカーを左手で持ち上げ、右手で抱っこして乗車。
それからは、座るものイヤ、つり革につかまりたい!
オレンジじゃなくてしろ!
とかなんとかって言って、やっと座ったのは2回目の乗り換え後。
ホームドアのない駅もあり、車輪が軽く挟まり、持ち上げながら、三男を強引に抱えて乗車したことも。
周りの目が気になりますか?
どうしてこんな危険なリスクがあるにも関わらず、彼の主張を尊重するのか?
周りの人の迷惑、常識外れなお母さん…そんな風に思われそうなことばかりやっていた。
スマホを渡してしまえばベビーカーに乗ってくれるのに。
そう、動画を見せるのが一番早い解決方法。
そのために使い放題のプランに乗り換えたり、
ベビーカーに固定できる道具を買ったり、みんなしてる。
私も、家ではyoutubeに助けられている。
でも、出かけたときは、利用しないようにしている。
労力も削られるし、荷物も増えるけれど。
やっぱり、外の景色や季節の移り変わり、明るい、暗い、
たくさんの気づきがそこにはあるから。
五感を使って楽しんでほしい。
ワクワクを見つける練習をたくさん作ってあげたい。
この世界は広くて、不思議で、危なくて、楽しいところだっていうことを
まだ小さくて生まれたてだけれど、
しっかり感じて生きてほしい。